あの多田千香子さんと一緒に我が家のリビングで「おやつ」を食べました。おやつは私の作った「かき餅」。そのかき餅を多田さんがムサボり食べるシーンを想像してください。かなり唖然!(笑)です。 美味しいおやつを毎日食べていそうな多田さんが…と思うと、メチャクチャ嬉しかったですけど。
多田さんとのご縁は、彼女の本「パリ砂糖漬けの日々 ル・コンドン・ブルーで学んで」と「おやつ新報へ、ようこそ。」を読んだ後、思わずこのブログ(クックる)に感想を書いたら、多田さんご本人から、コメントをいただいたのが最初です。
コメント如きでご縁なんてちょっと大げさですが、有名人の書き込みが初めてだったのでかなり浮かれました。そのコメントに「お目にかかれますのを、楽しみにしております」と書かれていたのが嬉しくて、「本気にしちゃいますよ」な気分に。2年前の話です。
それが何と昨年の暮れ、私の大阪出張の前日に、多田さんの3冊目の本「パリのおやつ旅のおやつ」の出版イベントが京都であるという情報をキャッチし、即行で申し込み。それに参加して、ご縁が続きました。
で、今回は我が家で一緒におやつタイム。当日どんなお茶請けを出そうかと結構悩みました。近くにはシュベーネという美味しいケーキ屋さんもあるのだけど、何だか買ってきたお菓子では3文安(化石のような単語?)な感じだし、かといって私が焼いたケーキでは多田さんを苦しめるだけだし…(笑)。
で、多田さんを喜ばせるモノはないかと見回したら、この冬作った「かき餅」が出番を待っていました。多田さんが来る前に一皿分焼いてスタンバイ。頃合いを見計らって出したら、「いやー、美味しいー」なんて。社交辞令にしては大きな声。と思っていたら、そのかき餅を次から次に食べる多田さん。(ここです、唖然としたのは)
そんなに喜んでくれるならと、もう一皿分焼くと「焼きたてのかき餅なんて初めて。美味しすぎ」なんて、手が止まらない様子。帰るとき、ジップロックに入れて差し上げました。
帰宅後のお礼メールを見て、腰を抜かしました。多田さんはご自宅に「かき餅」を持ち帰らず、何と帰宅途中ボリボリ食べながら歩いたらしいのです。私は悟りました。これくらいじゃないと、お菓子の本を出すほどの人にはなれないんだと…。いや全く、元気で楽しくて、本能のままの方でした。
そして内緒の話ですが、多田さんはかなりの慌て者。迎えに行った駅の改札口で開口一番「玄関にお土産忘れてきちゃいましたー」。顔には出さなかったけれど(ちょっと出てたかも)、「そんなのいいですよ」なんて。多田さんのお菓子ならやっぱり食べてみたいですもん。
2日後、多田さんから作りたてのお菓子が届きました。当日帰りhttps://cook-le.com/wp-admin/media-upload.php?post_id=2688&type=amazonjs&tab=amazonjs_keyword&TB_iframe=true&width=753&height=754際、友だちのツテで手に入れたチョコレートを差し上げたら、それも気に入っていただけたようで、「チョコおいしすぎ !! 止まらないのでケーキにしました」(止まらない人なんだね)と、チョコレート、メープルシュガー、クルミの入ったケーキにしてくれていました。
すごく楽しかったです。かき餅と一緒に待っていますので、千香子さん、また来てね!
多田さんは今、子連れで取材旅行中。
フットワークは抜群です。なんせ「止まらない」人のようですから。