1995年、長女が留学していたアイルランドに行ってみた。それまで海外旅行はツアーで1回のみ。
チェックインやボディチェック、税関の通り方も全然わからないのに、往復航空チケットだけ買って、単身出かけた。
アイルランドはじゃがいもだらけの国で、レストランのプレートにはメインディッシュの脇に、「こっちが主役!」みたいな顔をした大きなジャガイモが添えられていた。
さらに、ウエイターは「ジャガイモがサービスで付いているけれど、どうします?」と聞いてくる。
貧しい時代、ジャガイモで生き延びたというくらいだから、ジャガイモはアイルランド人にとっては特別な存在らしい。
ダブリンの最初の夜は、長女のステイ先のご厚意に甘えた。夕食は「スモークサーモンとジャガイモのグラタン」。
長女に、「お母さんは魚と肉のどっちが好き?」って聞いて用意してくれた大皿のグラタン。
機内食でお腹がいっぱいだったけれど、そのグラタンの美味しかったコト。で、家でも真似てみた。
再現には程遠いけれど、普通に美味しくできるし、準備が簡単なのでパーティーの時よく作る。
クリスマスパーティーにも似合うハズ。
前もって準備出来る(大した準備でもないけど)、時間を逆算してスイッチを入れれば出来立てを食卓に乗せられる、オーブンに入れたら他の料理に専念できる。
それよりなにより良いなーと思うのは、ガス台を確保できること。
パーティーの時ってガスコンロをどうやり繰りしようかという瞬間がありませんか?
ガスコンロ3つだけど、最後に火を通したいものが4つ…とか。オーブン料理が1つあるとホント助かるーぅ。
ジャガイモのグラタン
材料
- じゃがいも 中5コくらい
- 塩鮭 2切(スモークサーモンなら文句なしのごちそうだけど、高いので焼くのはもったいない)
- 長ネギ 1本
- ベーコン 3~4枚
- ほうれん草(インゲンやブロッコリーでも)
- 生クリーム 1パック(200~50ml)
- 塩・胡椒 少々(塩は鮭の塩分が足りない時だけ入れる)
- とけるチーズ 山盛り適当
作り方
- じゃがいもを洗って、レンジで火を通し(多分5縲怩U分)、皮をむいて輪切りか拍子切りにする。
- 鮭もレンジで火を通し、荒くほぐしておく。スモークサーモンならそのまま。
(ほうれん草は固めに茹でて、適当な長さに切る) - 長ネギは4縲怩Tセンチの長さに切ってから、縦長に8等分くらいにする。
- ベーコンを1センチ位に切って、カリッと炒めておく。
- オーブンに入れられる陶製なべや見栄えのいい大きな耐熱深皿に、1・2・3・4の材料(入れる人はトマトも)を入れる。
ザッと混ぜたら生クリームを混ぜ入れ、上にチーズをたっぷり乗せてオーブンで表面 にちょっと焦げ目が出来るくらい焼く。
※お好みでトマトのスライスを入れる。私はトマトが苦手なので入れないが、娘たちはトマト入りが好き。
コメント
コメント一覧 (10件)
あー、これ懐かしいね。が、オリジナルはもっとシンプルだった。隠し味にレモンも入るんだよ、たしか。ちょっとだけだけどね。
しかしアイルランドのじゃがいもは本当においしかった・・・。
こんにちは。
久しぶりに拝見したら、なんとも気になる話題!
私も10年ほど前にアイルランド・ダブリンに留学していたのです☆
本当にじゃがいもが主食で、存在感ありますよね。
それだけにスーパーで並ぶ種類の豊富さに驚きました。
なかでも、私のホストマザーが一番お気に入りだったのが
赤い肌のじゃがいも(サツマイモのような色の皮)でした。
それまで日本で食べていた男爵やメークインとは
段違いに甘くてホクホクしていて本当に美味しかった…☆
日本へ帰国後、近所のスーパーを探し回りましたが見つからず。
誰に話しても"赤い肌"さえ信じてもらえず…
時が経ち、
最近になってネットで調べていたら
似た様な品種が日本でも作られていることを発見しました!
レッドムーンとか、レッドアンデスとか…
ただ、あの時食べた物の品種名がわからないので
どれが本当に同じかどうかはわかりませんが。
もう一度、メアリー(ホストマザー)の
自慢の手作りマッシュポテトが食べたいなぁ~
mamma Keikoさん
こんにちは!
「もう一度、メアリー(ホストマザー)……」に文章にビックリ。そんな偶然はないと思うけれど、娘のホストマザーもメアリーさんでした。アンマリーという娘さんがいらしたのですが……。そう、姓はオドノバン。やっぱり同じお宅なんてことないですよね。メアリーはありがちな名前のようだし。
レッドムーンとレッドアンデス、チェックしてみますね。ダブリン滞在中に発見したのですけど、じゃがいもって食べ過ぎても体が重く感じられないですねー。少なめにしたつもりでも、アイルランドのレストランの食事はいつも多すぎて、つい食べ過ぎに。でも全然体が重い感じがしなくて……。ご飯だったら動けないなーなんて思ったりしました。ホント、じゃがいもっていいヤツです。
marimoさま。
こんにちはー☆
一瞬ドキッとしてしまいました!
同じくメアリーさん宅だったんですね(笑
でも残念ながら、
こちらはローズマリーという娘さんがいる
姓はダンというメアリーさんでしたー
じゃがいもは食物繊維が豊富みたいで。
留学前までひどい便秘に悩まされていたのに
ダブリン滞在中はすっかり治って毎日快調でした!
食べ過ぎてもほんとに重く感じないですよね。
クセが無くて色んな食事に合わせやすいし
我が家では時折マッシュポテトが主食になります♪
話を引っ張ってしまいますが(汗
あちらで独特のブラックプディングは召し上がりました?
ワタシ、最初は苦手だったんですけど
かなりクセのある味わいに、いつしかハマっていました(笑
レバーに似た感じですよね。
それよりさらにクセがあって食べにくいと思うけど…
表面をカリッと焼いて頂くのが美味しかったなぁ~
mamma Keikoさん
書き込み、心待ちにしていました。もしや……なんて。違っていましたが、でもまあ、Keikoさんの数年前に長女もダブリンで暮らし、私も10日ほどアイルランドを体験したので、ちょっとは接点がありますね。ちなみに、私はダブリン→コーク→リムリック→ゴールウェイ→ダブリンと歩きました。バックパック+B&B利用の貧乏旅行。その間、じゃがいものお蔭でお腹快調(笑)、気分爽快!
「ブラックプディング」は全然知らないです。言葉も初めて。2週間もするとスペイン在住の長女がバカンスで帰国するので、もう1度じっくりダブリンの話を聞いてみます。長女の帰国がより楽しみになりましたよ。
貧乏旅行なので、ご馳走は食べませんでしたが、あのアイリッシュブレックファーストには毎朝感激しました。B&Bの料金を思うと、なんでこんな豪華な朝食?って。
再びお邪魔いたします m(_ _)m ペコリ
B&Bに滞在されていながら
BlackPuddingに出会いませんでしたかぁ!
それは驚きです~
プディングなんてスウィーツのような名前ですが
実は家畜の血を固めて極太ソーセージにしたもので。。。
なんだか魔女の食事のようですよね(汗
これをスライスして表面をカリッと焼いて頂きます。
もともとは畜産農家が家畜を無駄なく戴くために作ったものだとか…
発祥はケルト民族らしいですが、アイルランドだけでなく
スコットランド、イングランドでもBreakfastに登場してきますよ。
ダブリンの街中のスタンドとか、
エアリンガスの機内食(朝便)とか、
さすがに1年いる間には様々な場所で出会いました。
そして最初は「恐ろしい」と思っていたのに
いつしかクセになっていたのでしたぁ~(笑
日本から遊びに来た私の家族や友人たちは当然ながらみんなNGで。
現地の人でもかなり好き嫌いが分かれるようですが
知らない人はいないと思います。(それくらいPopular)
ぜひ娘さんに話を聞いてみてくださいね。
不快な顔をされそうですが…
Keikoさんはじめまして。
マリモの長女です。わたしは食べられないものがないので、ブラックプディング大好きです!
多分たまたま泊まったB&Bの朝食にはブラックプディングが出てこなかったものと思われます。たまたまで。多分母は好きじゃないような・・・。
ちなみにスペインにもブラッドソーセージがあって、真っ黒でわたしの好物です。お米が入っているのや、玉ねぎが入っているのがあります。フランスパンで作るサンドイッチの中身になったりするんですよ。スペインでは朝ごはんは非常に軽めでさらに甘いものとカフェオレというのが主流なので朝にはたべませんけれど・・・。
長女@スペインさま
はじめまして!
直接お返事を頂けるなんて光栄です☆
BlackPuddingがお好きだという事は結構グルメですね~(笑
スペインでも似たようなものがあるとは初耳。
近隣各国へ派生しているのかな。
ヨーロッパ好きのワタクシですが、スペインはまだ未踏の地!
朝食には甘いモノ×カフェオレですかぁ~
無知識なのでとっても興味深いです。
そちらへはお仕事で?学業で??それともご結婚されて…?
うぅ~こんな話をしていると
またもや旅に出たい欲に駆られてしまいます~(>3<)♪
仕事してます。
バルセロナの医療系の出版社に長く勤めていたんですが、今はなんと転職してバレンシアというスペイン第3の都市で日本食レストランの店長さんしています。現在母に依頼してHPも作成中なので出来上がったら是非見てください。バレンシアではダントツにおいしい和食レストランです。(他がひどすぎてライバルなしともいいますが・・・)
ちょっと宣伝。
こんにちは(^^)
ガラリと転職されたんですね!
HP出来上がったらぜひ拝見させて下さい♪
メニューのラインナップが気になるなぁ~
あ…日本語版もありますか?(汗