夕食は、マドリッド在住のAさん(娘たちの友達=日本人女性=前回スペイン訪問の時も共に食事)と一緒にタパス(TAPAS)巡り。
タパスというのは、バルで出される一品料理です。「タパス巡り」は、いろいろな種類のタパスを食べるというわけではなく(必然的にそうなりますが)、いろいろなタパスを食べるためにバルのハシゴをする!という意味です(笑)。
酔っぱらいのおじさんみたいです。
目的地に行く道すがら見つけた手作りチョコレート屋さんでしばし見学&買い物。
ものすごく味のある、絵本の中の善良なおじさんのような店主(ベルギー人)と話し込む娘たち。
ユニークなチョコレートもさることながら、厨房が丸見えで今していた作業もわかってしまうオープンでステキな空間のお店でした。詳しくは娘のブログに紹介されています。
さて、それぞれのバルの得意タパスを求めて人間の方が動くなんて、何だか楽しい。この夜は3軒ハシゴしました。
1軒目
◆かたくちいわしの酢漬け・かたくちいわしの唐揚げ+飲み物
2軒目
◆マッシュルーム焼き+飲み物
※オリーブオイル・ニンニク・アンチョビなどを強大なマッシュルームのお腹において、鉄板で焼いたモノです。これがメチャクチャ美味しくて、感動ものでした。ここでは、入り口近くのカウンター前に立ち、出されたマッシュルームをササッと食べて、次のお店へ。
3軒目
◆ししとうの素揚げ?・ベシャメルソースを乗せて焼いたフランスパン・ハム&サラミの盛り合わせ・トルティージャ・+謎の黄色飲み物+チョコレートをかけたメロン(どうぞ別々に出してーッ)+飲み物
私と夫がいなければ、もっとハシゴは続いたかもしれません。私たちの疲労を心配して、抑え気味に移動したのではないかしら?
食事が終わりホテルまで送って(夜11時近く)くれた3人は、再びおしゃべりのため街へ出かけましたもん。
いやはや、スペイン人の夜の遅いことったら(うん? スペイン人は娘ムコだけだった。でも女性2人もほとんどスペイン人な感じだから、ま、いいか)。
4人の時は、どうしたって口数が少なくなる娘ムコ。なんせ、日本語3 vs スペイン語1だもん。でも、この夜は、日本語2 vs スペイン語3で有利な立場。
私と夫はおとなしくタパスをつつき、娘ムコは大いに語っていました。
ここはスペインなんだ、日本とは全然違うなー、とはっきり感じたのはこの食事から。
スペイン人は会話が好き。料理1つ頼むにもウェイターと「ペチャクチャペチャクチャ……」→ 笑い →「ペチャクチャペチャクチャ……」→ 笑い →「ペチャクチャペチャクチャ……」→ 笑い →「ペチャクチャペチャクチャ……」、くらいでやっと注文完了。
日本のコンビニでひと言もしゃべらずに買い物をする行為の対局のよう。
誰もがいつでも楽しそうで、つい口数が増えちゃう、そんな感じでした。
とにかく、しゃべって笑って陽気に夜を過ごすスペイン人に圧倒されつつ、羨ましくも感じたのでした。
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