今年も松茸が我が家にやってきました。も、勿体ないわ、こんな立派な国産松茸。
年に1度しか相手にしないせいか、毎年、素材の凄さ(お値段を含め)を活かしきれず…なのだけど、今年は秘密兵器があったので、実に美味しく仕上がりました。
値段を考えると美味しさが倍増しますね。
何が何でも美味しくないと許せないような気分にもなります。
今年は幸い、硬めでほんのり薄味の絶妙の松茸ご飯と、プワッと香る土瓶蒸しが出来上がり、心から堪能しました。
かつお、しいたけ、昆布、あじ、煮干し、さばなど沢山の、いわゆるダシに最適な食材がごっちゃに入った、化学調味料不使用の即席出し。
指先につけて、ちょっと舐めてみたけれど、紛れもなくホンモノの味がしました。作ったような味では全然ないんですよ。
鰹節や昆布の粉末を自分で合わせたみたいなんですよ(それも絶妙に)。
本物のせいか、出来上がった料理がダシっぽくなくていい感じでした。特に土瓶蒸しのようなデリケートな料理が調味料臭かったりしたら、泣きたくなります。
なんて、いっぱしの事を言っていますが、「土瓶」を持っていないので、おかゆ用土鍋で作った「土瓶蒸し」。
ちょっと風情が足りなかったです。いや、いや「料理は味だ!」と思えば、充分合格点だったと思いますが……。
松茸と八宝だしに感謝、いっぱい !!
松茸はしばらくご縁がないと思うけれど、八宝だしは毎日のコト。
キチンとダシを取る方が良いに決まっているけれど、忙しい身には、ダシの準備が最も億劫。
すぐラクに流れる(流されるんじゃなくて、積極的に流れてしまう)質なので、何事につけ最低ラインを決めている私。
子どもが小さかったときは、「焼きそばでもチャーハンでもいいから、出前は取らない」コトにしていました。
それからずっと忙しい私のダシは「即席で我慢。でも、なるべく本物に近いモノ」なんです。
低すぎてすみません。
ですが、「面倒だから何も作らない」より相当マシ!と自分を励ましています(笑)。励まし過ぎだったり…?
コメント
コメント一覧 (2件)
おいしそうだねぇー。
昨日どうしても至急でポン酢が欲しくなり(いつもは多めに作って寝かせてあるけどストックがなかった)、粉末だしを使ったらあんまりおいしくなくてちょっとがっかりした。
日本はおいしい即席のだしがあってうらやましい!
長女@スペインへ
ホントはね、ゆっくり落ち着いた気持ちでダシをとる、そんなのが料理としても、生活としても良いとは思うけれど、知っての通りの忙しさで……。
でもね、出来ないなりにその中で、より良い方を選ぶとか、探すとか、買うとか……でも、無理をするよりいいかな?って思っているの。
こんな風に手を抜いてきた私だけれど、娘が2人とも料理上手に育って嬉しい !!