新作レシピでなくても、ちょっと目先を変えるだけでずいぶん新鮮な料理になる。
食材を変えるとか、裏巻き寿司のように海苔とすし飯を逆にするとか…それだけで「おおッ」という家族の声が聞こえそう。
誕生日の料理も、そんな発想で作ると良いかもしれない。
誕生日やパーティは雰囲気が全てだから(って思っているのだけど)、お母さんが料理のために疲れていたらダメなんだって。
このトンカツはどうかしら? 豚肩ロースの薄切りにチーズと茹でた野菜を乗せて巻き、衣をつけて油で揚げる。
野菜チーズトンカツ
材料
- 豚肩ロース(薄切り)
- 人参(下茹でする)
- インゲン(下茹でする)
- スライスチーズ(薄切り肉1枚に対し半分)
- クレイジーソルト
- フライの衣の材料
作り方
- 薄切り肉の上に、半分に切ったスライスチーズをのせ、インゲンと人参を置き、端から横長に巻く。
- フライの衣を付けて、180℃できつね色に揚げる。
※中身はそのまま食べられる状態だし、薄切り肉はすぐ火が通るので上げ時間も味方になる。
※人参やインゲンだけ巻いてもグー。アスパラや細長くカットしたベーコンなんかも美味しい。
トンカツじゃパーティの料理らしくないけれど、この小振りのカツならちょっと見栄えがいい。
斜めにカットすると断面がキレイだし、1口サイズで飾り映えがする。
サラダを盛った大皿の縁にぐるりと配置すれば、かなり豪華な雰囲気を醸し出すと思うのだけど。
ともかく、ここ一番という時は、作り慣れた料理に限る。
お母さん(お父さんの場合も多々あると思うけど)が余裕で作るいつもとちょっと違う料理。
家族の口も慣れているので外れなし。
それよりなにより、その日は寝るまで笑顔を見せられるよう、体力を小出しにする作戦でいかなくちゃ。
と思うのは、両親の帰宅が遅めの日に、誕生日の近い孫を喜ばせたいとアイデアを練っているからなので、つまりこんな場合いつも張り切りすぎてコケてしまう我が身を戒めているわけ。
ネットで見つけた子ども向けの可愛い料理なんかを必死で作って疲れ果て、「唐揚げが良かった」とか言われてしまうおばあさんだから…。
コメント