この10年、3月25日は赤飯を作ることになっている。
今の家に越してきた翌年、隣のおじいちゃんと話をしている時、「ぼくの誕生日は3月25日なの」と小耳に挟んだ。
聞いたのは秋だったけれど、翌春の誕生日、驚かしちゃおうと赤飯を持って行った。
当時78才のおじいちゃんは「蒸した正式の赤飯はどうも固くて口に合わない、好きなんだけどねー」とボヤいていた。
なので、圧力鍋で作ったインチキ赤飯(軟らかめ)を持って行ったら、こちらがビックリするくらい喜んでくれた。
ただ、「誕生日、覚えているモンね」というサインの赤飯プレゼントだったのに。
それに覚えていたのは義妹と同じ日なので、ただ忘れなかっただけなんだ。
圧力鍋の赤飯
材料
- 餅米 5カップ
- 水 4カップ
- ささげ 半カップ
- 塩 大さじ1/2
作り方(圧力鍋)
- 餅米を洗い、15分くらいザルにあげておく(こうすると次に水に浸した時、良く水を吸うらしい)
- ささげを洗い、4カップの水と一緒に圧力鍋に入れ、ガスで加熱。
- 沸騰したら、中火で4分半加熱を続ける(蒸気が出るので、結構怖い)
- 時間がきたら、水を張った桶で急冷する。
- 蓋が開いたら、餅米と塩を入れ、水加減をみる。おおよそ米から上に3mmくらいに。
- 蓋をして、ガスで加熱。沸騰したら弱火で4分加熱。時間がきたら、そのまま蓋が開くまで自然に冷ます。
手作りのモノを容器に入れて行くと、「空では返せない」みたいな気分にしてしまうので、キレイな菓子箱に詰めて渡している。
ストックしておいて、中身や相手に合わせて工夫するのが結構楽しい。
だからお願い、箱は格好良くデザインして! 本来の中身が無くなっても、もう1度使いたいと思うような、そんな箱が最高。
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