12月が近づくとそろそろ餅作りの季節だなぁ~と嬉しくなります。
鏡餅以外はいつ作ってもよいので、気温次第。その時のためにもち米をネットで10㎏ほど仕入れなくては…。
12月中旬から翌年2月末くらいまでの間、我が家の1年分と長女宅・次女宅・義妹宅へのプレゼント、友達へのちょっとした贈り物としてせっせと作ります。
コロナ禍の今年、高齢&基礎疾患ありの私はほぼ引きこもり状態。この冬は長い自宅時間を使って、いつにも増して餅作りに励むつもりです。
かき餅ができ上がる頃にはコロナから解放されていたいなぁ~。
手作り餅のレシピ基本
手作りのお餅を楽しむには、餅つき機(専用機)かホームベーカリー(餅つき機能付き)が一般的です。
両者の違いは…
- 餅つき機(専用機)はもち米を蒸す
- ホームベーカリーはもち米を炊く
蒸すのも炊くのも機械が自動でやってくれるので手間は変わりませんが、準備が違います。
蒸す場合(=餅つき機)は事前にもち米を1晩の水に浸しておく必要があります。
つまり、思い立って即餅作りというワケにはいかないんです。また、前日もち米を水に浸したら当日は何が何でも餅つき決行!
行き当たりばったりの私はこれが結構ネックでした。
(餅つき機能付き)ホームベーカリーに代えてから、気楽にお餅作りを楽しめるようになりました。
ただし、手間がかかる分?お餅のできは餅つき機の方が良いです。粘りが強い!
でも、かき餅など乾燥させてから食べるモノに関しては全然関係ないです。カラカラに干しあげるので、餅の粘りがどうのこうのという話じゃないですから。
餅つき機、ホームベーカリーそれぞれの手順を大雑把に紹介します。機種などで違う部分もあるかもしれませんが、流れとしてはこんな感じです。
分量などは作るモノや機械によって違うので、ご注意ください。
餅つき機で作る方法
もち米をよく洗う。
浸水の目安は6時間~12時間くらい。
20~30分を目安に…。
私の餅つき機では、もち米1㎏で蒸し時間およそ40分強。
ここからは側を離れず、餅の状態を確認。
お餅が固いようなら、少し水を追加。
私の餅つき機では、もち米1㎏で10分強。
清潔で平らなモノの上なら何でも大丈夫。
正統派はもち粉(もちとり粉)を使いますが、家庭では片栗粉が気楽。
鏡餅、丸餅、切り餅…どんな形でも。
手早く(熱いうちに)作業しないと扱いにくくなる。
一回で大量(私の餅つき機は最大1.8リットル=1升)にお餅を作れますが、準備も後始末もちょっと大変でした。
餅つき機能付きホームベーカリーで作る方法
もち米は浸さない!(やわらかくなりすぎる)
ここからは側を離れず、餅の状態を確認。
10分ほどででき上がり。
清潔で平らなモノの上なら何でも大丈夫。
正統派はもち粉(もちとり粉)を使いますが、家庭では片栗粉が気楽。
鏡餅、丸餅、切り餅…どんな形でも。
手早く(熱いうちに)作業しないと扱いにくくなる。
私のホームベーカリーは最大420gなので、餅つき機と比べると少量しかできませんが、準備も後始末も本当にラクチン。
▼ 私が使っているホームベーカリー
複雑な作業ではないので、どんなホームベーカリーでも同じ気がします、餅つき機能さえあれば。
当たり前ですが、ホームベーカリーは普段パンをせっせと作ってくれます。
餅つき機に比べると大抵サイズも小さいですし、2役頑張ってくれて、かつ準備と始末が簡単!
なので、私はホームベーカリー一押しです。
お餅の食べ方
生餅(乾燥させていない)のいろいろな食べ方です。
- 磯辺焼き
- あんこ餅(あんこ添え)
- 甘辛餅
- きなこ餅
- 辛味餅(大根おろし)
- 納豆餅
- バター餅
- バター醤油餅
- 雑煮
- おしるこ
味のない食べ物なので、いかようにもなりますね。
グラタンやピザの台、もんじゃやお好み焼きの具…などストックしておくとかなり便利です。
あん餅の作り方
お餅を手作りしたら是非作りたいのが「あん餅(あんこ餅)」。
作る個数分のあんこを事前に丸めて用意しておく
餃子の皮の形。違うのは…
円の中心を周りより厚く盛り上げる。
そうしないとあんこを包んだ時に破れます
これが結構難しい。
完全に包み込んだつもりでも、餅を合わせた間からあんこの汁が出るので念入りに包んでね。
できたてのあん餅を焼いて食べるとメチャクチャ美味しいです。
そのままでも食べられますが、ちょっと焼き色を付けると10倍バージョンアップ。
ただ、冷蔵や冷凍すると(冷えて縮むせいか?)、焼く時に餅の合わせ目からあんこの汁が出て悲惨な状態になるので、あまりおススメできないです。
アルミホイルなどを敷き、用心しつつ焼いてください(味は〇)。
あん餅を隙間なく包むプロの餅職人の凄さを感じます。
鏡餅
すでにスーパーには鏡餅が山積みです。
でも、鏡餅こぞ自家製がおススメ!
- 作って楽しい
- 子供がメッチャ喜ぶ
- 存在感が半端ない
- 干して揚げ餅・焼餅のおまけ付き
鏡餅の作り方
普通の丸餅を大きくしただけです。が、すごく可愛い~!
大きさのバランスが難しいですし、お餅屋さんの立派な鏡餅のようなカサはありませんが、どこから見ても「鏡餅」。
左の大きい方の鏡餅は、土台が420gで上がその半分の量。
右のちびっ子は丸餅を重ねただけです(孫の遊び心)。
鏡餅は大きいので、丸餅のように手のひらで丸めることができません。
大体の形を作ったら、熱いうちに(片栗粉を散らした)シートの上に置き、動画のように側面から形を整えます。
- 餅が熱いと成型しやすい(冷めたら諦める!)
- 手のひらを若干突っ張り餅の側面を回転させる
- 気持ち内側に押すように回すと少しカサが増すかも?
鏡餅のあとを楽しむ
鏡餅を揚げ餅やおかきにする方法を紹介します。
そのために、鏡餅を作る時に「塩」を加えましょう。
揚げたり焼いたりしたあとに味付けしても大丈夫ですが、餅に塩を入れておくと均等な塩味でなかなかいいです。
醤油味や甘辛味が好みなら塩を入れず、調理後に味を足しましょう。
鏡開きの頃になると乾燥してひび割れてきます。
竹のザルや新聞紙の上に置き、割れ目に沿って更に割っていきます。
ただ、相手も頑固! 1回や2回では揚げ餅にするほど小さく割れません。
冬中相手にするつもりで、目に入ったら割ってみる…その繰り返し。乾燥が進むので、時間を置けば徐々に小さい欠片になります。
こんな荒技でも大丈夫!
暖冬の年はむしろこうして早めに細かく砕き、乾燥を早めた方がいいです。大きいうちはカビの心配がありますから…。
細かく砕け乾燥しきったら、1年中(2、3年平気!)楽しめるおやつの素になります。
鏡餅を揚げ餅・あられ・レンジあられで楽しむ
揚げ餅の作り方
油の中で驚くほどモコモコ膨らむので、投入する量は少な目に。
膨らんで鍋いっぱいになっても、油があたっているなら大丈夫。
大きさが不ぞろいなので、芯まで火が通らないことも…。その場合は2度揚げかレンチンで。
- 塩:揚げた餅を広げ、高い場所から塩を振りかける
- 醤油:揚げた餅を袋に入れて醤油をたらし、袋の下を叩くようにして混ぜる。
冬場の2日くらいはそのままでも平気ですが、それ以上になると湿気を吸ってグニャとなります。
あらかじめ塩味をつけたものも美味しいですし、揚げたあとに塩味を足すのもなかなかです。まだらな塩味って魅力。
餅をつく時に味なしにすれば、最後の工程次第で塩・醤油・甘辛…と自在に楽しめます。
あられ
あらかじめ塩味をつけておくのがおススメ。
なるべく小さな欠片を集めて、オーブンで焼きます。
途中1回、菜箸でザっと混ぜると尚可。
このために私はクッキーの缶などを取り置いています。
油ナシ!が体に良い気がするし、味も飽きないです。手が止まらなくなるのでご用心!
レンジあられ
餅の欠片の大きさとレンジの性能で時間が違いますが、長くはかかりません。
レンチンだけでも食べられますが、トースターで水分を飛ばし色付けると美味しさが違います。
時間が短くて済むので、急な時はこの方法。
かき餅
かき餅用として最初から塩味をつけ、豆やゴマなどの具も入れます。
切ったり乾燥させたり少しの手間はかかりますが、とても美味しいのでぜひ作ってみてください。
かき餅の作り方
基本の手作り餅と流れは同じです。
餅つき機能付きホームベーカリーの手順です。
※餅つき機(専用機)の場合はこね始め前までが違うだけです。
- もち米 420g
- 水 230ml
- 塩 大さじ3/5
- ゴマ 大さじ1~2
もち米は浸さない!(やわらかくなりすぎる)
こね始めと同時に投入するので準備をお忘れなく!
塩と具をタイミングと場所をずらしながら入れる。
420gなら2分割か3分割にし、棒状に成型する。
時々ひっくり返して、すべての面が空気に触れるようにして熱をとる。
形が固定したら容器から取り出して、固まるのを待つ。
餅の固まり具合で切りやすさが全然違います。やわらかいと切りにくく、硬くなりすぎると切れない。
やわらかい時はもう少し時間を置く。硬い時は30秒ほどレンチン。
乾燥を促すため、寒い部屋に置き、とにかく空気に触れさせる。
菓子箱などに入れ、食べたい時に火を通しましょう。
かき餅の種類(混ぜる食材)
- ゴマ
- 昆布(短く細い千切り)
- 黒大豆(黒千石)
- そば茶
- 桜エビ
- ゆかり
- 青のり
- ヨモギ
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