映画 『アメリカン・ギャングスター』

デンゼル・ワシントンもラッセル・クロウも、今まで見た事もない雰囲気を漂わせているのがとても印象的。って俳優なのだから、役柄で全然違っているのは当たり前なのだけど、「これがあの人?、ちょっと解らなかったなー」っていうくらいの違いぶり。2人とも年をとったという事ももちろんあると思うけど。

全然正義の味方ではない警察官たちの中、ヒョンな事から浮いた存在になってしまったリッチー(ラッセル・クロウ)は、のし上がったギャングのボス・フランク(デンゼル・ワシントン)を追いつめる。大胆な犯罪の裏で目立たない行動を心がけていたフランクは、愛する妻からのプレゼントで墓穴を掘ってしまう。穏やかに見えるフランクには、冷酷な別の顔があり、更に逮捕された後、もうこれまでと見切りをつけると割と容易く司法取引に応じる顔も……。才気走った男の変幻自在の活躍(?)と破滅。華やかなひとときに得たものをすべて失い、数年後ヨレヨレの姿で刑務所の扉から出る姿が印象的。

(錦糸町 楽天地)

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