映画 『ジェシー・ジェームズの暗殺』

ケイシ－アフレックはロバートの心の中が読めてしまうくらいの演技だった。引きつった笑いや、自信のなさや、もう見事に演じ切れていた感じ。それとは対照的に、全く読めないブラッド・ピットのジェシー・ジェームズ。怖さを越して、不気味な程の解らなさ。後半は２人のヒリヒリするような緊迫の場面が続く。それにしても市井の人の評価は、意図しない方向でも流れなじめたら本流となるのだなーと別の怖さも。胃の痛くなるようなすごい映画だった。

（新宿　武蔵野館）