映画館をハシゴして、2本見た。帰途、思いをはせたのは「ドリーマーズ」の方だった。というコトになるから映画は1日1本がいいんだけど、効率よくたくさん見たいから仕方ない。
2本見たから薄まったのかもしれないけれど、全く地味なアーサー。つまらなくはないけれど、モノ足りなさが残る。イイ男、イイ仲間、強く美しい女、悪いヤツ……、図式的過ぎてなおかつ薄めのアーサーだからかなー?
「ドリーマーズ」にはこの若者達の独特の感性と、そこにある会話や目線の面白さを感じた。独特という意味には、特別で幼いイメージを含んでいて、実際やっているコトや会話の内容は、彼らの年齢やアソビの内容を小学生のそれに置き換えると、そのまんま当てはまるのだった。マシューの驚きは私の驚きでもあった。そして実は、イザベルとテオは充分判っていて、2人の世界がどこからも壊されないように幼いプレーを拠り所に暮らし、その証人のようにマシューを取り込んだのではないか。
男女の一卵性双子がいるというコトを初めて知ったが、やはり2人の間には特別の世界があるのかしら。偶然今読み進んでいるアゴタ・クリストフの「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」で、双子(?)の世界を垣間見ているので、余計にイザベルとテオの心の関係が気になったのかもしれない。
朝10時に家を出て、映画2本、その間に帰省土産を買い、バーゲン漁り(収穫なし)をし、昼・夜食を外で食べ、9時帰宅。それからサッカーアジアカップの優勝戦。疲れた!
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