映画 『僕のピアノコンチェルト』

日に2本も映画を見るなんて、ホントに何年ぶり。前が1時間弱だし、両方とも音楽(ピアノ)の映画だし、なんていくら言っても弁解にもならないけれど、とにかく題名だけで見たかったのだ。体が痛くなる事もなく無事見終えたけれど、無理することはなかったかも?

少年(ピアノも才能の1つ)ヴィトスは、天才が故の生き難さを感じながら毎日を送っている。安らぎを覚えるのは、ロマンティストの祖父と過ごす時間くらいか。期待の重荷に、頑になったり、事故の後遺症を演出したり。

そんな中、株取引(もろインサイダー取引。子どもだからって許されるハズもないけど)で、祖父や父の窮地を救う。反面、身の程知らぬ恋をして、場違いなレストランにスーツ姿で現れたり。要するに子ども丸出しのアンバランスな感覚の中にいる。

ピアニストとしてオーケストラをバックに演奏しいる場面で終わるのだけど、なんだかちょっと後味の悪さが残る。「僕が本気になったら何でもできるんだよ」的、あるいは「僕は天才だからみんなに認められるんだよ」的な後味の悪さ、かな? 唯一、イザベルがキチンと彼を子ども扱い(!)するシーンに救われた。

(銀座テアトルシネマ)

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