ちょっと屈折した姉妹、ローズとマギー。幼い時から妹をかばい続け、疲れ気味のローズの元に実家から妹マギーが転がり込む。職もなく、知性もなく、弁護士の姉に甘えるマギー。ヒョンな事から連絡を絶ったマギーは祖母の元へ落ち着く。母親の病気や父親の再婚で、精神的に辛い子ども時代を過ごしたマギーが初めて人に認められ、働く喜びを知り、詩を読み……それまでとは違う世界を生き始める。マギーをかばう事で、マギー以上に辛い思いをしていたローズは、マギーとの間に出来た溝に悩み、自分にとっての妹の存在の大きさを知る。恋人(+仕事)とマギーに去られてどん底のローズだが、ふとした事から人生の風向きが変わり始める。自分を守る堅い殻から飛び出したローズには、意外と近くに幸せがあったし、祖母の計らいでマギーと心通う時間を得る。バリバリに肩を張って生きるか、容姿を武器に男や姉に甘えるかという選択できたが、やっと自分を見つけ自分らしく生きようとし始めたのである。
ローズのトニ・コレットも、マギーのキャメンロン・ディアスも、祖母のシャーリー・マクレーンも皆良かった。特にどうしようもなく怠惰でとことん身の処し方を知らないマギーをキャメンロン・ディアスが好演していたと思う。
(錦糸町 楽天地)