『私の頭の中の消しゴム』

予告編でだいたいの事は判っていたんだ。で、その通りの映画だったんだけれど、でも私は合格点を付けたい。全体に説明不足で、チョルス(チョン・ウソン)の苦悩の生い立ちも今ひとつ掴めないし、スジン(ソン・イェジン)の失恋の痛手も伝わらない。それでも、幸せな気分にしてくれる沢山の場面が心に残った。スジンの策略?で合流し、初めて野外テーブルで語らう仲間達の中で、二人のポーッとした表情とテーブルの下でしっかり握られた手の場面はすごくいい。一瞬、自分の恋愛を思い出しもした。そうだ、あんなんだった、と。

ただし、ひったくりの場面は過剰な演出と思う。度を越すと、せっかくの気分が壊れてしまう。

映画そのものとは関係ないけれど、私の目をスクリーンに釘付けにしたのは、チョルス(チョン・ウソンかもしれない)。顔かたち、表情、すべてにうっとり。軽く恋したかも。

(錦糸町 楽天地)

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