本 『グロテスク』

グロテスクな部分が育ったのか、小さなもやもやがグロテスクに育ったのか? 生きるよりどころ(ハタからはどうあれ、とりえあず心地よい気持ちの住処)が掴めない彼ら達、そして私? 激しく真摯な生き方とか、潔癖な性分とか、そんな内省的な要因には遠く、あまりにも不公平な資質(当然なんだけど)の差に押しつぶされ出てきたエキスがべっとり全身を覆ってしまったって印象。

(桐野 夏生著)

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