映画 『ミス・ポター』

この際、美しい湖畔の風景などは語らないコトにしよう、言い表せそうもないから。

女性が社会的に活躍するのが困難だった時代、そして女性は結婚するのが当然という時代に、そのどちらもあまり気にせず、のびやかに生きた女性ポター。もちろん大きな才能に恵まれた結果ではあるけれど、まずは本人が時代の澱から解放されていなければ、才能もただの趣味に終わってしまう。

ミス・ポターの「ミス」が持つ意味とか、働いてお金を得るというコトを今ひとつ解っていなかった生い立ちとか、彼女にかしずく雇い人とか、結婚に身分を持ち出す親たちとか、ともかくその一切に優しく決別して湖畔の家にたどり着いたポター。本当の幸せは、恋人ノーマン(ユアン・マクレガー)の死が導いてくれたのかもしれない。

レニー・ゼルウィガーのしわくちゃに微笑むかわいい表情が、この物語にピッタリ。ノーマンを失った後のすすけた様子、ミリー(エミリー・ワトソン)のユーモラスな感性、すごく良い感じ。

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