裏磐梯へ 3日目

小雨の中、曽原湖畔を歩く。その間ただの一人も行き会うことがなく、本当に静かに山の中を進んだ。黒く沈んだ水の色をたたえる曽原湖、生い茂る木々、飛び交う虫、地をはう大ナメクジ、グズグズの足下。何もかもが良かった。

その後、雨模様も考慮して(というか、私は初めから行きたかった)、ダリの作品が多く展示されている諸橋美術館へ。彫刻も絵も見応えあり。ダリの事は何も知らないのだけれど、上手さと、必用に繰り返すパターンが心に残る。数字、溶け落ちる時計、引き出し……。

昨日の宿は、車なしの旅行者にはちょっと不便な場所。何も考えずインターネットで宿を取った私の失敗。余談だけれど、旅行に行く事ばかり考えていた私は、行きの電車は乗り換え案内でバッチリ調べたのに、帰りのそれは頭をかすめもしなかった。同様に、現地での足の便を全く考えなかった。
タクシーで宿に付き、早速貸切風呂に。大きくて、半露天の気持ちの良いお風呂にゆったりつかる。食事はあまり手のかからないモノばかりだけれど、それなりに美味しい。お部屋は広くて清潔。かなり満足。

食後2時間後くらいにティータイム。美味しいチーズケーキを振る舞われた。オーナーに、翌日の予定を決めていないことを話すと、あれこれ見所をアドバイスしてくれたり、帰路の電車の便を見てくれたり。果ては時間があるから、お勧めの飯盛山の麓まで車で送ってくれることに。親切に感謝!

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