『キンキーブーツ』

父親の死で、倒産寸前の靴工場を相続したチャーリー。起死回生の案もない優柔不断な彼だが、工員ローレンの言葉から、ゲイ用のブーツを作りろうと決心する。ゲイのローラにそのデザインから品質までまかせ、ミラノでのファッションショーにこぎ着ける。が、不用意な言葉でローラを傷つけたチャーリーは、ショーに現れないローラ達の変わりに、ネクタイとジャケットの下にブーツを履き、花道(?)を歩き出す。

男っぷりのいいローラが、工員達の偏見にやんわりと対抗する姿がいい。やさしい言葉や行いほど届きやすい。子ども時代から親にも認められない試練をくぐってきた彼だから、深い人生観があるのかも。チャーリーという、自分を自分として認めてくれる相手に巡り会い、彼の孤独感は少し薄れたかな。

(シャンテ シネ)

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