『どの宗教が役に立つか』

信仰を持つ人から見たら無神経に生きている私ではあるが、それでも「なんだ、このふざけたタイトルは!」と思う。でもそこはそれ、著者の話の巧みさ故の表現で、ややこしい話も平たく、あくまで平たく言い放ってしまう小気味よさ。非常に解りやすい(本当は複雑で割り切れない話なのだろうけれど)、宗教に疎い私にも、おぼろげながらイメージすることが出来た気がした。

少し近そうに思うのは仏教なのだけれど、でもそれは自分の中の、ふと敬虔な気持ちになる一瞬に似ているからで、自分を律したり、戒めたりの盾となるか、あるいは幸せへの扉となるか、と考えればちょっと違う感じがする。

(ひろ さちや )

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