なぜオランダなんだ?とか、人殺しにしては他人の気持ちが解り過ぎるじゃないか?など、思うところはあるものの、魅力的なストーリーでどっぷり浸って楽しんでしまった。美しいものに溢れた映画でもあった。デイジーの咲きみだれる田舎の風景、ヘヨン(チョン・ジヒョン)の清々しさ、ジョンウ(イ・ソンジェ)への想い、パクウィ(チョン・ウソン)のヘヨンへの想い、ヘヨンのパクウィへの決死の行動、……。もう、泣けてしまいます。
殺人者のパクウィは身の安全のため、誰とも接触しない生活を送っている。その彼の目に、デイジーの花を描き続ける画学生のヘヨンがとまる。心引かれながらも直接の接触を避け、遠くから眺め続ける。しかし、銃撃戦で体も心も傷ついたヘヨンに堪らず手をさしのべる。ニヒルに生きてきたパクウィだけれど、ヘヨンへのアプローチやその後の接し方にはぎこちなさと初々しささえ感じ、気持ちの強さにキュンとした。
一人っきりの生活の中、自室で見る映画から読唇術を身につけたパクウィ。その伏線が最後のヘヨンの気持ちを読みとることになるのだけれど……。この辺りの流れも自然でホントどっぷり。チョン・ウソンって、本当にいいナー!
(錦糸町 楽天地)
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