博士を愛した何人かの人と、数式を愛した博士の、そこはかとない温かさを感じる映画であった。記憶が長く続かないという事は、余分な感情なども持ち続けられないという事でもあるのか。数式という、無垢で潔癖なモノに人生を向けた人の希有な存在感が良かった。
ストーリーの大枠を作っている、数式や数字の話は、すごく面白く、映画の間の一瞬ではあったけれど「数字の向こうに繋がる広い世界」みたいなモノを感じる事ができた。√の授業風景は見事な場面だと思う。私だって、√のような先生が教えてくれたら、すこしは数学を楽しめたと思うのだけど。
(新宿 新宿東急)
コメント