まあ、いつもこんな感じで果太はジジに新聞を読んでもらったり、説明してもらったり……。集中すると自然とこの体勢になるのかなー、必ず！引っ付く。誰に似たんだ？
もう一つ特筆すべき性格が、無類の負けず嫌い。トランプやゲームで負けると、もうこれ以上の不幸はない、っていうくらいの感じで怒る。眉をつり上げ、目に涙をため「かんちゃん、もうイヤだー」（イヤなのはこっちなんだけど）と叫んだり、トランプをグチャグチャにしたり、椅子や壁に八つ当たりしたり……。
話に聞く、ちゃぶ台をひっくり返すオトコみたい（笑）。よく、著名なスポーツ選手の子ども時代、「半端な負けず嫌いじゃなかった」みたいな話を聞くけれど、果太と比べてどうなんだろう。大暴れしても、オリンピックに連れて行ってくれるかもしれないので、長い目で見るコトにしよう。
なのだけど、ジジがいる時は結構悔しさを我慢して、冷静さを保ったりしている。ジジは今どき珍しい雷オヤジなので、ヘンなまねをしたら、即、落雷。もう何度も叱られて、時には首根っこを捕まれて説教されている。その記憶がブレーキになっているのかな？
親たちは心配しているかもしれないけれど、私には無性に可笑しいシーンという感じ。笑いがこみ上げてくる。私には無い爆発力だから、羨ましい気もするし。自分の中にブレーキができるのを待つしかないけど、丸くなっちゃうのもつまらない気がするんだな。
ナンにしても、爆発の後はあっさり気持ちのいい子に戻るので、それがまたまた笑えたり……。本当に笑ったら、２度目の爆発になるかもしれないけど……（大笑）。