MENU

あらかわ遊園へ

夏休みなので、果太と葉子を「あらかわ遊園」へ連れて行った。この暑さなので、お弁当作りは断念(作ってムードを盛り上げたかったんだけど)。お茶と着替えをもって9時頃出発。

地下鉄半蔵門線 → 千代田線「町屋」。ここでお昼ご飯を調達、都電荒川線で「荒川遊園地前」へ。のハズだった……。都電内で話をしたおばあちゃんが「あらかわ遊園って、もう帰るところ?」「?」「こっちは反対の方向よ」「え、えーっ」というコトで乗り換えたのだった。都電に乗せるのも目的の一つだったのだけど、余分に乗る必要は全然なかったのに。

あらかわ遊園手前の公園で、昨日ジジが買ってきてくれたドーナツのおやつを食べる。果太はすでに落ち着きがなく、3倍速くらいで食べ終わり、「オイラ、ちょっとあっちを見てきてイイ?」。

入園&乗り物チケットを買おうとしていたら、スタッフから「気温の上昇具合で中止する乗り物がある。セット券を買うと使い切れないかもしれないので、入園券だけ買って、あとはその都度チケットを買う事をお勧めします」と声をかけられた。あらら。

真っ先に果太が「観覧車に乗ろう。オイラ乗ったコトない」。乗り場まで行ったら、またもやスタッフに「観覧車の中は相当温度が高くなるので、ご了承のうえ、お乗りください」。確かに低い位置の時は温室だったけれど、高くなるとそれなりに風も入り、まあまあの乗り心地。ジジに遠くの場所の説明を受けて、果太はキョロキョロ楽しそう。

葉子は無言・無表情。怖かったのかも? 聞くと崩れそうなので、「はこちゃんのおうちが見えないかなー」とか言いつつ、無視。

アンパンマンの乗り物
助手席から運転を仕切る果太

それから、デパートの屋上にあるような、短時間で終わる100円か200円の遊具で遊ぶ。芸がないし、クオリティも低いけれど、子ども達は大喜び。「次はコレ」「アレもやりたい」とエンドレス。

モルモットが可愛くて仕方ない2人
モルモットにエサを

その後、「どうぶつ広場」へ移動。「触れあい」がテーマのようで、ヒツジやモルモットと直に遊べる。希望すれば、モルモットを膝に乗せてもらえるし、100円のエサ(キャベツと人参)を与えるコトもできる。2人の目が輝いていた。

園内の広場(ほとんど人がいない)の涼しい場所で昼食。この時も果太は3倍速。食べ終わるや、木々の間を走り回りセミを手づかみで捕ったり……。数が多いのか、セミがのんきなのか、結構成功して意気揚々。

図鑑で知っているのか「これは×××××××蜂だから、危ないよ」など教えてくれる。長い名前がすんなり言える果太、何度聞いても覚えられない私。

助手席から運転を仕切る果太
小さなメリーゴーランド

レストハウスでアイスクリームのおやつ(アイスクリーム中毒の私の希望)。その後、果太とジジはスカイサイクルに挑戦。葉子は、どれに乗ろうかな?とコインで動く遊具を再度物色。「かんちゃんが下りてきたら、小っちゃいメリーゴーランド(笑える)と、アンパンマンに乗る」。だけでは、当然済まず、またまたエンドレス。

葉子の疲れ&眠気が見えてきたので、帰るコトにしたのだけど、果太が「もう1回動物の所に行きたい」と。葉子は木陰で私の膝の上。果太はずーっと動物の柵の中。動物を撫で回しながら、飼育係の若者と話し込んでいた。体力と好奇心の塊。

行きとは逆方向の都電(都電の風景を楽しませてあげようとジジの案)で東池袋に出て、有楽町線 → 半蔵門線で帰宅。都電内で果太はずーっと運転席を注視。運転席が見える席が空いて一旦座ったものの、見え方が充分ではなかったらしく、結局立ち上がり、そのまま降車駅まで。葉子は私の膝で夢の中。

帰宅後、おやつを食べ始めたら、果太が「ねぇ、ねぇ、おやつをちょっと食べたら、次はどこに行くか相談しようよ」。「ははー、今日が楽しかったので、またいつか何処かに行く日のコトを考えたいんだなー」と思って聞いていたら、全然違った。そうではなくて、「おやつを食べたら、野球をやりに公園に行くコトにしよう」と決めたかったらしい。果太の体力に呆れた。

「荷物もグチャグチャだし、疲れたから行きたくない」と答えたら、ジジが「じゃ、ちょっとだけ行こうか」って。葉子も連れて清澄公園へ。果太が自転車でドンドン進むので、途中まで葉子を負ぶって走った、とジジ。1時間以上遊んで帰ってきた果太に「ジジ、野球できた?」(ちょっと質問のレベルが低いけど)。「上手かった! 何本も打たれちゃったよ」。

今日1番の驚き。これまでに野球に関するジジの非武勇伝を聞かされてきた私は、「ジジなんか相手にならないよ」って言葉を予想していたもんで……ゴメン。「ジジはオイラと野球しながら、はこちゃんをボールで遊んであげていたよ」なんて。

私はその間、洗濯物を取り込み、8割くらい畳んで、あとは果太用に置いておいた。欲しい本のために一生懸命お手伝いをしているらしいのでね。あとは雑誌を見ながら、ウトウト。余力があれば、夕食の準備もしておいてあげよう……なんて思っていたのだけど、暑さに負けた。6時すぎ、パパの帰宅後、家路に。

目次