作家を決めて本を読むなんてあまりなかったけれど、ここのところ、ひたすら白石一文氏一本。図書館で借りられる著書ももうそんなにない気がする。心残りなんてイヤなので手に入る本は全部読んでしまおう。 ゴールデンウィーク突入、でも ...
4月1日 サーバー引っ越し完了/ドメインネームサーバー変更 自分で管理しているドメインなもので、DNS変更の際にアラートが出て、作業が進まず。サーバー会社に(珍しく)即電話(事務電話が苦手でも、誰にも頼れない事項なん ...
穏やか過ぎる印象の28歳でOL涼子。なのに、なぜか周りは賑やか。ハイテンションな展開に恐る恐る踏み出す足が少しおぼつかない。それぞれ個性の強い(傍若無人な)知人達に引っ張られ、時に欺かれ、それでも落としどころを見つけては ...
「死ぬ」ってこういう事なのかもしれない、とある種安堵の気持ちを持たせてくれた。人は死に向かって生きているという事をかみしめた。話は1章ごとに完結しているが、最後の3章(その日のまえに→その日→その日のあとで)で見事につな ...
男女あるいは夫婦の間に起こる小さな事件やわき起こる感情をリアルに丁寧に描き、人の一生にはほんとうに沢山の事が起こるものだとため息をつきながら読んだ。むろん人生の全部が書いてあるわけでもないのに、すべてが書かれているように ...
結局、自分を全然解っていないという事がわかる本。欺瞞に満ちた自分の心からはよい関係は生まれるハズもなく、他人を貶め、さらに辛い状況を作っていく。こんなに上手に説明されたら、どうしたって自問しちゃうよね。反省もするし、実験 ...
大正時代の北海道。厳しい自然の中で生きる農村が舞台。話は耕作の目で語られるが、貧しく苦しい生活のなかで、お互いを思い毅然と生活しようとする家族。グレることも諦めることもしない、人として余分と思えるような欲望には無縁な生き ...
獄中で非業の死をとげた小林多喜二の母セキが自身の生涯を聞かれ、その中で家族や社会、貧しさゆえの苦悩、心のあり方を優しげな方言で実に素直に語る物語だ。小賢しい教育からは生まれない、素の感じ方には刺激される。 多喜二さんが繰 ...
上手く言えないけれど、短編集って仕掛けられた感をいつも持ってしまう。ズリッと滑ったり、スコーンと気持ちを突き抜けたり。表題の『地下街の雨』はなかなかそんなところまでいかなかったけれど、「ムクロバラ」はかなりズシリときた。 ...
『道ありき』の続編。 13年間の闘病生活後、三浦光世氏と結婚。その愛と信仰に満ちた新婚生活を、時にユーモラスに語る。信仰というものがよく解らない私ではあるが、それがもし本当にここで語られるような人間関係を支えるものなら、 ...
グロテスクな部分が育ったのか、小さなもやもやがグロテスクに育ったのか? 生きるよりどころ(ハタからはどうあれ、とりえあず心地よい気持ちの住処)が掴めない彼ら達、そして私? 激しく真摯な生き方とか、潔癖な性分とか、そんな内 ...
凡人では巡り会えそうにない出会いに満ちた著者の青春の日々。敗戦後教職を退いた後、13年にも及ぶ闘病生活を中心に、キリスト教、それに導いてくれたフィアンセ、フィアンセ亡き後一途に著者を見守るのちの夫、教え子、教会関係者。よ ...